アマゾン源流地帯

アルコイリスは「ペルーのNGO・企業・大学と連携し、貿易の促進を基本とした相互交流による持続可能な熱帯雨林地域開発の実証」をミッションとしています。


 「ペルーのNGO・企業・大学と連携し、貿易の促進を基本とした相互交流による、持続可能な熱帯雨林開発の実証」をミッションとして掲げるわたしたちアルコイリスは、2005年からペルー人ホセ・アナヤ氏のプロジェクトに参加し、インカインチの開発を分担している。インカインチの開発は、その歴史が浅いだけに課題が多く、農業生産、加工生産、研究開発、市場開発と広範囲に渡り、常に持続可能な生産の確立と普及を強く意識しています。そのため、農業生産ではアグロフォレストリーシステムや有機栽培などエコロジカルな方法による適正技術を、加工生産では高品質な製品の生産を重視し、それぞれの目的の達成を、生産地の生態系や多様性を大切にしながら目指しています。
 
 2008年から開始したジャイカ(国際協力機構)の「草の根技術協力事業」では、ウカヤリ州プカルパ市周辺のアグロフォレストリー生産者コミュニティーを支援しています。インカインチの加工工程においては、大量生産を目的とした産業用搾油機に代わり、オペレーションにあたり電気を必要としない「玉絞り式手動搾油機」を、畑に隣接した村の共同作業場に導入し、新鮮な原料をより低い温度で加工することで、経済的付加価値の高い「プレミアムオイル」の製造に取り組んでいます。このプロジェクトでは、ペルー国立ウカヤリ大学との協定に基づき、インカインチから油を搾った後の「トルタ」とよばれるおから状の高タンパク原料を食材として有効活用し、地域の子どもたちの栄養改善に役立つ料理レシピの開発や、学校での料理教室・栄養セミナーなどの普及活動も実施しています。本事業のコンセプトにおいて核となる「マイクロビジネス」を、アグロフォレストリー生産農家が安定的に実践できるようになれば、原料販売に依存せざるをえないこれまでの状況と比較し、生産者の得るメリットは大きい。収入増により生計が改善されるだけでなく、トルタの地産地消により子どもたちのタンパク質不足の改善と、アグロフォレストリーによる持続的農業開発と合わせ、生産地域の生活環境レベルが総合的に高まることが期待されます。

 

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