施設概要
居住スペース(宿泊エリア)、食堂(カフェスペース)、厨房・土窯を中心にアマゾンの伝統医療と東洋医学を統合した代替医療を基本とする診療所、アマゾンハーブの染織工房、ハーブセッションのための八角堂、アマゾン露天風呂、スチームサウナなどにより施設が構成されています。10ヘクタールの敷地全体に広がる里山(アグロフォレストリー圃場)では、「食・薬・衣・住」の分野で利用価値の高い、様々な種類のアマゾン原産有用植物が栽培(自生含む)されています。
アマゾン伝統の土窯
ハーブセッション
アマゾンの伝統ハーブを使用したハーブセッションを行っています。心身のデトックスやリセットなど目的に応じたコースを設定しています。
アマゾンハーブ風呂
アマゾンの伝統ハーブのお風呂が疲れた身体を癒してくれます。森の動物や昆虫の声を聴きながら浸かる露天風呂です。
アマゾン伝統の食餌療法
シャーマンの指導の下、キズナ農場のアグロフォレストリー里山産の様々なハーブを使ったディエタ(食餌療法)を実践することができます。ディエタを通じ、蓄積した毒素が排出され、心身のチューンナップが図られます。
アグアヘの森
キズナ農場の泥炭湿地林には、アグアヘ(学名:Mauritia flexuosa、和名:オオミテングヤシ)が主に群生しています。芳醇な果汁と良質な脂質を多く含むことから伝統的にジュース飲料として利用されているアグアヘ果実は、近年女性ホルモン様成分や保湿成分が明らかとなり、機能性食品や化粧品向けの新規需要が注目されています。ペルーの泥炭湿地林の総面積は、ペルーアマゾン地域全体の僅か11%程度を占める程ですが、そこに蓄えられているカーボン蓄積量は、ペルーアマゾン地域全体に分布する成熟した森林バイオマスの75%に相当する潜在的なCO2発生源と考えられています。アグアヘ群生林の経済的付加価値化を軸とする持続可能な開発は、泥炭火災リスクや土地面の沈下リスク回避による、群生林周辺村落住民の生活の質の改善に加え、地球温暖化リスク緩和への貢献が期待されています。
アマゾンの伝統ハーブの日陰栽培
ペルーアマゾンの伝統医療において利用されている薬草(ハーブ)を中心に森の木陰で栽培しています。
アグロフォレストリー
サチャインチ(インカインチ)、モリンガ、バナナ、キャッサバ芋、パイナップル、マンゴー、ポマロサ、カカオ、オレンジ等柑橘類などを里山のイメージでアグロフォレストリー栽培しています。